1. 目的語は1種類ではございません
「目的語」と聞いて思い浮かぶのは動詞の目的語です。
例えば "I love you." の "you"。
この "you" は動詞 "love" の目的語です。
でも、実は英語の目的語にはもう1種類あります。
それはどのようなものでしょうか?
2. 代名詞の目的格で考えてみよう
"them" を例に考えてみましょう。
"them" は代名詞 "they" の目的格です。
"they" は「彼ら(彼女ら/それら)」という意味。 目的格である "them" の意味は「彼ら(彼女ら/それら)を」。
「目的格である」とは、目的語として使われているということ。
と言うことは、目的格である "them" は常に目的語です。
動詞の目的語として使われていない場合にも、"they" が "them" という形になっていれば、それは目的語なのです。
動詞の目的語以外で "them" が使われる場所って、どこでしょう?
3. 動詞の目的語以外で目的格が使われる場所
動詞の目的語以外で目的格 "them" が使われる場所。 それは例えば...
例えば... そう、"Look at them." の "them"。 前置詞 "at" の後ろです。
"Look at them." の意味は「彼ら(彼女ら/それら)を見よ」。
この "them" は前置詞 "at" の目的語です。
前置詞が作用する対象となる言葉も「目的語」なのです。
4. まとめ
「目的語」は次の2種類:
- 動詞の目的語
- 前置詞の目的語